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2025.10.28

私が考える「ワークライフバランス」とは

世の中、「ワークライフバランス」の話題で賑わっていますね。

思えば、30年ほど前は、「24時間戦えますか」というCMが当たり前に放送されていました。
昭和世代の私たちからすると、「長時間働くのが当たり前」という感覚は未だに残っている人も多いのではないでしょうか。

にもかかわらず、ここまで「ワークライフバランス」が話題になるということは、世の中、働き方改革で大きく変わったのか?それとも別の大きな理由があるのか?

今回のテーマは「ワークライフバランス」について書こうと思いますが、正直にお話しすると、私個人は一般的な意味でのワークライフバランスとは程遠い人間です。
私が考える世間一般が考えていると思われる「ワークライフバランス」とは、少し違うからです。


■私のワークライフバランス

私にとって、仕事とは単なるタスクや業務ではありません。
私のライフワークであり、私そのものです。

実は、この「仕事没頭型」の姿勢は、社長になってから始まったものではありません。

会社員時代でも、ランチに弁当を食べながら仕事することは当たり前でしたし、通勤電車の中でも常に技術書を読んでいました。
どんな時も、風呂に入っている時も、トイレにいるときも、頭の中は仕事のことで一杯でした。
それが私の生きがいであり、好奇心を満たす方法だったからです。

そして、今でも仕事に多くの時間を費やしているのですが、正直に言えば、今は、働いていないと不安になるというのが大きな要素です。
仕事こそが、私の精神的な安定と、生きている実感を与えてくれるのです。

正直なところ、うちの会社の社員の皆がきっちりと昼休みを取るのを見ると、会社員時代に食事しながら仕事していた私からすれば理解できないのが本音です。
「もっとスキルアップできる余地があるのに・・・」と思ってしまいます。

しかし、会社の全責任を持っているリーダーとしては、この「仕事没頭型」の姿勢は必要だと考えています。
組織の先頭に立つ人間は、「プライベートだから」と自分のことばかりやってはいられません。
社員の生活、お客様の成功、そして会社の未来という大きな責任を常に背負っているからです。
この点は、ご自身で会社を背負われている方々も同じですね。


■残業ゼロへのコミットメント

現在の弊社では休みもキッチリ取れますし、全員、残業もほぼゼロにこだわり、すでに10年近く経ちます。
弊社では残業は勝手に行えず、必ず部長の許可を得る必要があり、何時間残業するかも予定を伝えなければいけません。

しかし、私は、ワークライフバランスを重視しすぎるあまり、スキルアップの機会が少なくなることも懸念しています。
特に成長期の社会人にとって、仕事の時間を削りすぎると、スキルアップが難しくなります。
私が新人の時に3日徹夜したことから、自分の目指すべき目的が定まったようなことはできなくなります。

弊社の社員は定時を過ぎたら帰るのが当たり前になった分、前のめりで業務に打ち込んでほしい。
業務中は全力でやり、それ以外はプライベートを大切にする。

リーダーは、先頭に立って皆を引っ張ること。
私自身が全力で仕事にコミットすることで、社員は自分の人生をバランス良く保つことができ、会社としては丁度いいのかもしれません。

そういう文化を作り上げていきたいですね。


■「仕事」を通じて人生を豊かにする

私たちは、単に利益を追求するだけでなく、社員の成長を促し、社会に貢献するという使命があります。 
それが結果的に、自分達の人生を豊かにするんだと信じています。

これからも、仕事に全力で行動して、家族への責任を両立させながら、突き進んで参ります。

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